この記事ではWindows環境で動く多機能エディタ「Notepad++」のプラグイン「NppFTP」の設定方法を解説します。
NppFTPは、FTPを利用して、エディタから直接サーバー上のファイルを編集できる(正確には直接編集しているように振舞える)ようにするプラグインです。
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。
NppFTPの設定方法
なお、以下の設定はNotepad++ EUC-JP対応版のVer 5.8.7-6 (UNICODE) を元にした記述です。(NppFTPプラグインはソフト自体に同梱されています)
- Notepad++を起動します。
- メニューバー「プラグイン」→「NppFTP」→「Show NppFTP Window」をクリック。
- ウィンドウ右側に表示されるNppFTPウィンドウの「Settings(歯車マーク)」→「Profile Settings」をクリック。
- 「Profile Settings」ウィンドウ左下の「Add new」をクリックし、プロファイル名(通常はサイト名でOKです)を入力して「OK」をクリック。
- 「Connection」タブの「Hostname」にFTPサーバーのアドレスを入力します。
- 「Connection type」は「FTP」を選びます。(サーバーがSFTPなどよりセキュアなものに対応していればそちらを選んでもOKです)
- 「Port」にポート番号を指定。(多くの場合は21のままでOKです)
- 「Usernamae」と「Password」にFTPアカウント名とパスワードを入力します。
- 「Ask for password」のチェックを外すと、毎回のパスワード入力作業を省略することができます。お好みでチェックを外してください。
- 「Timeout」にサーバーをタイムアウトするまでの時間を設定します。
- 「Initial remote directory」に、サーバー上で最初に表示させたいディレクトリを指定します。(たとえば毎回「/public_html」にアクセスするなど設定できます)
- 「Cache」タブを開き、「Local path」の参照ボタンをクリックします。
- ローカルマシン内でサイトのファイルを保存しているフォルダを選び、「OK」をクリックします。
- 「External path」に、ローカルフォルダと同期させたい、サーバー上のディレクトリを指定します。
- 「Add new」をクリックします。
- 「Close」をクリックすると、設定は完了します。
設定のポイントは「Local path」と「External path」で、ここに記述したフォルダ(ディレクトリ)がローカルとリモート(サーバー)で同期されるようになります。
たとえばですが、Local pathを「C:public_html」、External pathを「/public_html」にすれば、Cドライブ直下のpublic_htmlフォルダと、サーバーのpublic_htmlディレクトリが同期されます。
なお、サーバー上のフォルダ構成はレンタルサーバーのサービスによっても異なりますので、よく確認のうえで設定するようにしてください。