内部リンクだけでもGoogleペナルティは起こる&rel=”nofollow”での回避策

追記(2016年):現在も一定のアクセスをいただいているようなのですが、現在のGoogleにおいてはこの記事のペナルティ回避策は上手く働かなくなったように思います。(あくまで感覚的な話ですが)たとえnofollowをつけたとしても、それが内部リンクであれば通常のfollowリンクに近い形で認識されているように感じます。

※実体験を元にした情報ではありますが、SEOの専門家ではないためこの記事に書かれている推測が100%正しいと保証するものではありません。その点はご了承ください。

上記画像は私が管理しているサイト(このブログではないですが)のあるキーワードでの順位推移を示したものです。分かりにくいですが、三週間ほど150~250位を前後したあとに、いきなり5位前後まで上昇しています。

ペナルティ事例の解説

じつはこのキーワードは以前は2~5位で何ヶ月も安定していたのですが、ある日突然に大幅な順位下落を起こし、そのまま一ヶ月以上停滞していました。この現象は特定キーワードだけのものではなく、同サイトのほぼすべてのページが関連キーワードで100位以下~圏外まで飛びました。順位下落の状況としては「これってGoogleのペナルティなの?」に近いです。

自分としてはブラックハット的な施策は行っていないつもりでしたし、ウェブマスターツールにも警告メールが届いていないため、原因がまったく分からない状況でした。幸いにしてすでにリカバリは完了しているのですが、ペナルティにいたったと推測される要因があまり他のSEOブログでは見かけない情報だったため今回記事にしてみました。

※本来は「ペナルティ」という用語は、Googleとしての正式なものではありませんが、ここでは話を分かりやすくするために使用しています。

ちなみに画像は検索順位ツールである「GRC」のものです。本当は以前の安定していた頃の順位も見せれるとよいのですが、今回のペナを受けたことから導入を開始したため以前のデータがありません。

原因は内部リンクの数とアンカーテキスト

過剰な内部リンク

さて結論から書いてしまうと、(100%確実と断言できるわけではありませんが)おそらく原因は過剰な内部リンクにありました。

このサイトではとくにユーザーにとって価値が高いと思われるページに対して、様々なページの本文中から内部リンクを貼っていました。例としては以下のような感じになります。

ただしコスパ重視で選ぶなら商品Aもおすすめです。いくつかの面で商品Bに比べれば質は落ちますが、とても安価で気軽に購入できます。

上記はあくまでも例ですが、このような感じでいくつかのページの本文中から訴求したい商品Aに対して内部リンクを貼っていました。このときのアンカーテキストは「商品A」という商品名そのままを使っていました。

といっても、これはSEO的にページランクの受け渡しを狙ったわけではなく、単純にユーザーにとって最適な導線を提供しているだけのつもりでした。

なるべく良い商品を選んでもらえるようにすぐにページ移動できるようにしていたわけです。もちろん商品Aのみに集中させていたわけではなく、商品Bや商品Cなどにも、それぞれ状況に応じて同様の内部リンクを貼っていました。

内部のみでペナルティは発生しないのでは?

ここでSEOにある程度詳しい方であれば「内部リンクのみでペナルティは発生しないのでは?」と思うかもしれません。

実際「内部リンク ペナルティ」などで検索をすると「(昔のYahooは別として)現在のGoogleではまずペナらないのでさほど心配なし」といった記事が多く目に付きます。私も今までは、ヘッダやサイドバーへのキーワード詰め込みのような形でなければまず問題はないと考えていました。

しかし今回の体験談から言えば「内部のみでもGoogleのペナ発生はありうる」ことになります。しかも本文中からのリンクでも起こりえます。

リカバリ施策

半分ほどに減らすも反応なし

上記の「内部リンクが原因では?」に思い当たった時点で、対策をとることにしました。

素直に考えればリンクを減らすのが王道ですから、まず重要でないと思われるものを中心に全体の内部リンク数を半分ほどに削減しました。あわせてそのほか可能性として考えられる要因を修正した上で、Googleにサイトの再審査を依頼しました。

しかし返ってきたのは「手動対応は行っておりません」のメッセージのみでした。メッセージ到着から一週間ほど様子見をしましたが、順位変動もないため「リカバリ失敗」と判断しました。

rel=”nofollow”を付与

となると内部リンクをさらに減らすかですが、これ以上減らすと訪問してくれたユーザーにとっても不便になる可能性が出るため、できればその手はとりたくありませんでした。

そこで考えたのが「rel=”nofollow”」の使用です。もともとnofollowは信頼できないサイトに対して使用するものであり、「内部リンクにはnofollow属性を付けなくてよい」「自分のサイトのページを信頼していないし保証しないということになる」といった記事に見るように、内部に対して付与するものでないのは知っていました。

しかし「本当に内部リンクにrel=”nofollow”は不要なのか」の記事に見るように、あえてnofollowを使うことで、ユーザーを最適なページへ案内するために使う方法もありえます。

今回の事例で言えば「べつにページランクの受け渡しはゼロであってもかまわないが、ユーザーへの導線としてリンクは残しておきたい」と考え、そのためにrel=”nofollow”を内部リンクにつけることにしました。

そこでページランクが渡らないnofollowを、「商品A」や「商品B」でアンカーテキストを貼っている内部リンクのほぼすべてに付けてみました。結果として、4~5日後に見事に順位が回復しました。

本当に内部リンクが原因だったのか

順位が回復したとはいえ、これはアルゴリズム変更やそのほかの要因による可能性もあります。しかし、今回は高確率で内部リンクが原因だったと判断しています。根拠は以下の三点です。

  • このほかの疑わしい要素に対するリカバリ施策については、再審査を出した時点ですべて行っていた。しかし再審査後に一週間以上経っても順位にまったく変化は見られなかった。
  • その後、内部リンク施策のみ(nofollow化)を行ったところ、数日後にはっきりとした変化があった。
  • じつは同様のペナルティを受けている別サイトがあり、そちらでは内部リンクをすべて剥がす(nofollowをつけるのではなくリンクそのものを削除)という施策を同タイミングで行ったところ、このサイトとまったく同じタイミングで順位回復した。

このことから、内部リンクが原因であったこと、およびnofollowの付与がリンク削除と同じ効果を出したことが確認できます。

結論

長くなってしまいましたので、あらためて結論を書いておきます。

  • 本文からの内部リンクのみでも、数が多すぎたりアンカーテキストが最適化されすぎていると、(たとえそれがユーザーのためのものであっても)Googleの自動アルゴリズムによりペナルティを課せられる場合がある。
  • 対処法としてはリンクを剥がすのが王道だが、どうしても残しておきたいリンクの場合は「rel=”nofollow”」をつけることでも同様の効果が得られる。(ただし2012年12月現在の手法であり、また自己責任で行ってください)

今回のペナルティはSEO関連のブログなどにも既存の情報が少なくて原因を突き止めるのにも苦労しましたので、せっかくなのでここに情報を共有してみました。同じようなペナルティ状況で苦しんでいる方の一助になれば幸いです。