notepad++のプラグイン「NppFTP」と「FTP Synchronize」の違いについて

先日、notepad++のFTPプラグインのおすすめ記事を書きましたが、そのなかで出てきた「NppFTP」と「FTP_synchronize(FTP Folders)」の違いについて少し調べたので備忘録がてらに書いておきます。

NppFTPとFTP_synchronize(FTP Folders)の違い

まず、どちらもnotepad++にFTP機能を追加するプラグインですが、どちらかといえばNppFTPの方が利用者は多いようです。
これは、EUC-JP版でもNppFTPが同梱されているところからも分かると思います。

でも、EUC-JP作者さんのホームページではおすすめプラグインではFTP synchronizeが挙がってるんですよね。ちょっとこの辺りの理由がよく分からないのですが。

どうやら2010年12月から、FTP_synchronizeの最新版がNppFTPと呼称されるようになった、というの正解みたいです(参考:Uploading files to your website with NotePad++)。
ただ、挙動の違いから前者を使い続けている方もいるみたいです。後継版ではありますが、それぞれ別のプラグインとして認識・利用できますので、以下の内容はそういう前提のもとで読んでいただければと思います。

機能面および使用感の違い

まずNppFTPではFTP接続の種類も、普通のFTP以外にFTPS、SFTPが使えるなど、よりセキュリティ意識が高い作りになっています。これはNppFTP自体にマスターパスワードを設定できるといった部分にも現われていると思います。

そのほかFTP_synchronizeでは「keep alive」といってFTPサーバーとの接続が途切れないようにする機能があります。ただ、NppFTPではkeep aliveがないかわりにauto reconnect(自動再接続)機能を入れることで、ほぼ同じ機能を再現しようとしているようです。

実際、私の環境でもkeep aliveはレンタルサーバーによっては有効にならないときがありますので、自動再接続の方がベターなのかもしれません。

以上のようにNppFTPの方が機能的には良い面が目立つのですが、個人的な使用感としてNppFTPはファイル・フォルダの一覧の取得がちょっと遅い気がします。具体的には、フォルダツリーをクリックしたときに展開されるのに、ちょっとひっかかるような感じがあります。

とはいえ、そうしょっちゅうツリーを展開させることもないと思いますので、これからnotepad++を使うのであればNppFTPをおすすめします。(最初から同梱もされていますし)

なお、NppFTPでのFTP接続の設定方法の解説も今週中に書く予定です。
 
 
にしても、notepad++は良いエディタなのですが、なにぶん日本語の解説記事が少ないのが残念です。たとえば文書切り替えの順番の「MRUを使用する」が「Most Recently Used の略」だとか、よく分からない略語も多いですし……。
当サイトでもまたこうした解説記事をときどき書いていければと思います。

脱FTPクライアント!notepad++のすすめ

脱FTPクライアントなどと少し大げさなタイトルをつけてしまいましたが、今回は特におすすめのエディタであるnotepad++をご紹介したいと思います。
ウェブデザイナーやウェブプログラマ、とくにHTML、CSS、JavaScript、PHPあたりをゴリゴリと書かれる方には非常に役立つソフトだと思います。

notepad++とは

「notepad++(ノートパッドプラスプラス)」は、Windows環境で動く多機能エディタです。

「notepad=メモ帳」というイメージが強いので、メモ帳に機能を足した程度のソフトだと誤解されやすいのですが、メモ帳どころか、Windowsで動く他の有名エディタ(秀丸エディタ、EmEditor、さくらエディタなど)と比べても、まったく遜色のない機能を持っています

シンタックスハイライトは数十を越える言語に対応し、関数の自動補完、タブエディットなどエディタとしての必要機能は一通り揃っています。

また画面分割ができるのも特長です。よく画面分割機能と謳いながらも、実際に開けるファイルは一つだけといったソフトもありますが、notepad++の場合はちゃんと複数のファイルを同時に編集できます。

わかりやすい例で言えば、左ウィンドウでHTMLのソースを編集し、右ウィンドウでCSSを編集するといったことも可能です。

唯一の難点としては、日本語の取り扱い、とくにEUC-JPが扱えないという問題点があります。しかしこれについても「NotePad++ EUC-JP 対応版」を作成している方がいらっしゃるので、ほぼ解決しています。

・Notepad++ EUC-JP 対応版

※そのほか2chのスレによるとファイルの編集内容が消えたという報告もあるので一応利用は自己責任で。ただ私は何年も使っていますが消えたことはないですし、海外では非常に普及率の高いエディタなので、まず心配はいらないと思います。

FTPソフトでのアップロード作業が不要に

便利なFTPプラグイン

notepad++では、プラグインを導入することでさらに機能を拡張できます。プラグインにはファイル比較を行えるものから、簡易エクスプローラーを導入するものまで様々な種類がありますが、なかでも特筆すべきものがFTPに関するプラグインです。

notepad++のFTPプラグインとしては、EUC-JP対応版にも同梱されている「NppFTP」、またはプラグインサイトにある「FTP_synchronize(FTP Folders)」があります。

この2つのプラグインはほぼ同じ機能を有しており、どちらもHTMLやCSS、JS、PHPなどのファイルをエディタで編集後、上書き保存時に同時にFTPでアップロードすることができます。

アップロードいらずの便利さ

この機能のおかげでnotepad++では、感覚としてはサーバー上のファイルを直接リモートで書き換えているかのような透過的な編集ができます。
言い換えれば、ファイルを編集→FTPでアップという普段の作業から、FTPでアップという面倒なステップを省くことができるようになります。

さすがにエディタで編集不可能な画像ファイル等のアップには対処していませんが、コーダーやウェブプログラマの方など、エディタでの作業がメインの方にはじつに役立つ機能だと思います。

また即座にアップロードされるのが恐いという場合は、もちろんFTPサーバーとの接続を切った状態での編集も可能です。さらにこの場合も、編集後にnotepad++から個別にファイルをアップロードできるので、やはりFTPクライアントをいちいち起動する手間は不要です。

共用サーバーでも使えるという優位性

サーバー上のファイルを編集するのであれば、SSHなどを使って接続してVi(Vim)などで直接編集すればいいのに、という意見もあるかもしれません。

実際その方が便利なときもあるのですが、これにはまずSSH接続ができるサーバーでないといけないという問題があります。
専用サーバーやVPSでは問題ないですが、現在のレンタルサーバーはSSH接続を許可している共用サーバーはごく少数しかありません。

そのため共用サーバーかつWindows環境下でFTP作業を省略したい場合には、一番簡単なのがnotepad++とFTPプラグインの組み合わせだと思います。
(Linux環境下であれば、.netrcにIDやパスワードを書いた上でVimで「:e ftp://~」でもいいと思いますが)

また、ローカルのキャッシュフォルダを設定しておけば、ローカルのファイルとサーバーのファイルを常に同期させることもできます。これにより、サーバー上での編集内容がローカルに残っていないといったリスクも防止できます。

以上のように、共用サーバー&Windows環境でウェブを制作していて、毎回のFTP作業が面倒だと感じている方は、ぜひ一度notepad++を試してみてください。

なお、詳しいFTPプラグインの紹介および設定の方法については近日中に記事にする予定です。

追記。設定方法の記事書きました。
→Notepad++のFTPプラグイン「NppFTP」の設定方法