Dropboxという有名なウェブサービスがありますが、これを無料のレンタルサーバーとしても活用できる、ということを最近知りました。
これが思った以上に便利だったので、ちょっとご紹介したいと思います。
Dropboxとは
Dropboxは、ファイルをサーバー上に保存できる無料のオンラインストレージサービスです。
ただし単なるストレージサービスではなく、複数台のパソコンで簡単にファイルを同期・共有できるシステムになっています。
もちろんDropboxを利用しなくてもLAN内であればファイル共有すればいいのですが、ドロップボックスだとLAN以外の環境でも簡単にファイルが共有できるという利点があります。
また通常の共有だと、複数人が同一ファイルを操作すると誤って上書きされたりといったミスが起こりがちですが、Dropboxの場合は「conflicted~」という別名ファイルを自動的に作成することで、上書きミスが起こることを防いでいます。
Dropboxを無料レンタルサーバーとして活用する
このドロップボックス、じつはただファイルを保存できるだけでなく、HTMLファイルを保存することで、無料のレンタルサーバーとしても活用することができます。
しかも、通常のサーバーで必要となってくるFTPでのファイルアップロードのような作業も不要ですので、より簡単に利用することができます。
ドロップボックスをウェブサーバーとして活用する
1.Dropboxのウェブサイトからソフトをダウンロード・インストールし、アカウントを作成する。
2.HTMLファイルを作成する
3.作成したHTMLファイルを、「Dropbox」フォルダ内の「Public」フォルダに保存する。
※「Public」フォルダ以外は一般に公開されないフォルダのため、ウェブサイトの公開では「Public」フォルダに保存します。
4.ブラウザからDropboxのウェブサイトにアクセスし、ログインする。
5.ブラウザ上で「Public」フォルダを開き、ファイル一覧の「***.html」にマウスを合わせる。
6.右端の▼リストボタンから「Copy Public Link」をクリックする。
7.URLが表示されるので「Copy to Clipboard」をクリックしてコピー。
これでコピーされたURLが、Dropboxのサーバー上で公開されているURLになります。
あとはURLをメールなりブログなりで周囲に知らせればOKです。
以上のように、ドロップボックスを利用するとFTPなども不要で簡単にサイトを公開できます。無論、ドメインなどはDropboxのものになってしまいますが、とにかく臨時で1ページだけ公開したい、といったときには非常に便利だと思います。
補足
上記の手順は、ウェブサービスへの登録やHTMLの作成に慣れた方向けに、こまごました手順を省いてシンプルに書いてあります。
ホームページ作成が初めての場合など、もっと初心者向けの解説がほしい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。画像付きで、とても丁寧に解説されています。